習慣づけ

私は3月になってから毎日軽い筋トレを日曜日以外は毎日するようにしている。
短距離でも走ればぜぇぜぇ言う私の体力の無さを痛感した事、腹筋が無いことによって腹が少し出てきた事あたりが理由だ。

しかし、実は本当の理由はもうひとつある。というかこれが一番の理由だ。
それは、
「習慣づけのための習慣として行う」
というモノだ。

というのも、私自身習慣として何かを行うという事が非常に苦手だった。
さぁ何かやるぞと思い立ったはいいものの、何かイレギュラーな事が起きるとそこで中断してしまうケースがほとんどだった。
それ故に大概三日坊主で終わってしまうモノが多かった。
一応来年大学受験を控えている身でもあるので、なんとか勉強にしろ何にしろ習慣づけて行動することを身につけねばだいぶマズいと感じたのだった。

そんな折、昔読んだ本の存在を思い出した。
その名も
『自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える潜在意識を味方につける方法』(著:三浦将)
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という本だった。
本の説明は省くが、その中で

習慣を定着させるためには、まず3週間続ける事です。
そして、それが3ヶ月続けば、ほぼ習慣となります。
(自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える潜在意識を味方につける方法 著:三浦将より)

とあった。
「とりあえず3週間やってみよう」
と筋トレをすることにした。もちろん勉強もあえて単語を10個覚えるとかそのくらいにレベルを下げてまずは続ける事を念頭にやってみた。

結果としてなんとか3週間を乗り切り、若干これをやらねば気持ちが悪いという段階にまで入ってきた。
効果を実感できたのは嬉しいし、何より筋トレは目に見える成果があるのでそれがわかるのも嬉しい事だった。

また、私は昔から私淑している人物に野村克也氏が居る。
氏が遺した言葉のひとつに、
「まず、1日努力せよ!」
というものがあるのだが、氏は著書で

最初は今日だけでいい。1日だけ努力してみればいい。
「今日だけは筋力トレーニングをやってみよう」「1時間だけ歩いてみよう」「いつもと違うスタイルで会議の資料をつくってみよう」など、努力目標はなんでもいい。
実行したときに充実感がともなえば、「明日もやってみようか」となる。2日やり終えれば、3日目もとなる。3日続けば1年続く、1年続けば3年続く、そうすれば、努力はいつしか習慣になる。
(野村克也全語録 語り継がれる人生哲学 著:野村克也より)

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とその言葉の意図を書き綴っており、
「とりあえず1日やるか」
の積み重ねが重要と説いてあると私は感じ、そしてそれを実践してみた結果、効果を実感し、しっかりと習慣とするべく続いている。

自分でもやれるんだという自信になれば、人間は変われると私は思っているのだが、それを自ら体現した形となったのは自分としても嬉しいところはある。

そうして習慣がひとつ身に付けば
「次はこれをやってみよう」
という意欲にもなるだろうと思い、今日も筋トレと勉強をするのであった。
過去の悔いを晴らすため、今日の自分のため、なりたい未来の自分のために。